
こんばんわ。外資系MRのアスカです。
本日は、製薬会社のMRの最近の訪問規制の現状について書いていきたいと思います。
時代と共にかなり変化してきているので、今後もかなり変わってくることが予想されます。
訪問規制とは?

まず訪問規制について簡単に紹介します。
訪問規制とは、我々MRが病院に入る際には、どこの病院でも基本的にルールを設けています。
病院は、患者さんのためにあるものです。
通常、病院では午前、午後共に、医師が外来で患者さんの診察をされていることがほとんどです。もちろん検査や手術等もありますので、全ての医師が毎日外来診療をしているわけではありません。
医師は、忙しい仕事の合間を縫って、日々進歩していく医療について勉強しなければなりません。
そこで、我々が情報提供や情報収集をさせて頂くのは、医師の診療の合間なので、お昼休憩の時間や、診療が終わってからの時間がメインになります。
そのため、訪問規制は、12時~13時や、16時以降などに限定されている施設が多いです。
完全アポイント制の施設が増えている。

また、最近では、完全アポイント制という施設も増えています。
完全アポイント制の施設では、前もって医師にメール等で連絡してその時間に情報提供させてもらうというシステムが採用されています。
そうすることで、病院側としてもMRの出入りを制限することができ、病院内の状況を管理しやすくなります。
最近はどこの病院もDr.joyというシステムを導入し始めており、これによってインターネットで業者の出入りを確認しています。
参照:Dr.joy株式会社
これは、医療機関専用SNSと書いてありました。どの程度採用されているのか分かりませんが、少しずつ増えてきている印象があります。
ただ、イメージとして、Drが実際にこれによって予定を管理しているという話はあまり聞きません。
病院内の薬剤部が取り入れているので、今後医師向けにも復旧が進んでくると思われます。
なぜ、訪問規制が厳しくなっているのか。

では、なぜそこまで訪問規制が厳しくなっているのでしょうか。
これは近年の病院の管理体制の問題だと思います。
病院は、日々多くの患者さんが集まるところです。そんな場所で大きな問題等があっては、患者さんは安心して病院に通えないです。
そのため、なるべく問題の起こる可能性を減らしたいという考えがあります。
もちろん我々MRが何か大きな問題を起こすわけではないですが、何が起こるかわからない世の中ですから、可能性は極力減らしたですね。
ただ、やはり病院としてもMRの情報提供は必要な部分もあると感じているため、完全な出入り禁止等にはせず、決まった時間内で出入りを管理する状況にしています。
個人的に感じること

ここからは個人的な想いですが、訪問規制の厳格化は仕方のないことだと思います。
私が患者になって病院にいく時に、仕事だと分かっていても、黒いスーツを着た業者の人がウロウロしているのは気持ちよくないです。
確かに、同業者としてマナーの悪いメーカーも見かけることはあります。
そういった意味では、しっかりと病院側として管理してもらえるととてもこちらとしてもありがたい話です。
今後はAIも発達してどんどんと淘汰されてくる業界になると思いますが、その中でも我々ができることはあると思っています。
そんな中でも生き残っていけるようなMRになろうと日々精進しています。
まだまだできることはありますね。