こんばんわ。外資系MRのアスカです。
今日は、製薬会社のMRのお金事情について書いていきたいと思います。
ここは気になっている方は多いのではないでしょうか。
目次
製薬会社の給与はどうなのか?
製薬会社の給与イメージってどんな感じですか?
自分が業界にいるので、外から見るとどんな感じなのかイメージしにくいところはありますが、他業界からの転職者の話を聞くと、給与水準は高い業界と言われることが多いです。
給与のいい業界ランキングで言うと、
1、総合商社
2、コンサル
3、メガバンク
4、生保・損保
5、放送・新聞・出版
6、通信キャリア
7、石油
8、医薬品
9、プラント
10、映画・アニメ・音楽
と書いてあるページがありました。
確かに上位の業界は、給料がいいイメージがあります。
医薬品業界が8位なのは、いいほうなのかどうか分かりませんが、少なくとも悪くはなさそうです。
では、実際平均年収はどうなのか?
ということですが、年収ラボによると、
1位、第一三共 1111万円
2位、シンバイオ製薬 1095万円
3位、大塚HD 1080万円
4位、アステラス製薬 1055万円
5位、エーザイ 1040万円
といったランキングが出てきます。
このあたりの会社は国内でも有名な内資系大手製薬企業ですね。
私も同業のMRに話を聞くと、内資系大手製薬企業では、40代で年収が1000万円を超えているのが一般的です。
社会人で年収1000万円を超えているのは、全体の5%と言われているので、そういう意味では、かなり恵まれている業界だと思います。
なぜ年収が高いのか?
医薬品業界は、給与水準の高い業界であることがわかりました。
では、なぜ給与水準が高いのか?ですが、以下の理由が一般的です。
利益率がいい
製薬会社の商品は、薬です。
世界中を販売できるために、うまくいけば世界中で何百億と売ることができます。
昨年話題になりました免疫チェックポイント阻害剤は、発売してからここ数年で数千億売ってます。
もちろん医薬品というのは、生命関連製品なので、かなり厳密な試験や検証がされているので、実際に世の中に出回るまでに相当な時間とお金がかかっています。
それでも、その薬がたくさん売れれば製薬会社としては、十分元が取れるということですね。
ただ、最近ではなかなか画期的な薬の開発は難しくなっています。
製薬会社が買収や合併を繰り返しているのも、自社だけでは厳しくなっていることを明示しているのかもしれません。
とはいえ、製薬会社に頑張ってもらわないと、病気はなかなか良くなりません。
実際に薬に薬価をつけるのは、厚生労働省ですが、新薬開発を促進するためにも、ある程度の薬価をつけるのは、仕方ないことだと思います。
MRの離職率が高い
これもよくはる話です。
それぞれの理由が絡み合っているところもありますが、MRの離職率は高いです。
自社でもかなり出入りは激しいですね。
1年間でかなりの人数の入れ替わりがあります。
会社としては、出入りが多いとそれだけお金がかかるわけですからやめてほしくはないですよね。
精神的なストレスが多い
離職率が高いことに繋がるかもしれませんが、精神的なストレスも多い業界です。
というのもやはり医療業界で最も力の強い医師を相手にしている中で、振り回されるケースもあります。
医師も基本的には、患者さんを診ることが仕事なので、我々とのコミュニケーションを不必要と感じる方もいらっしゃいます。
営業マンであれば、どの業界でもある程度のストレスはあると思います。
転勤がある
これも大きなポイントです。
基本的に全国どこでも転勤になる可能性があります。
加えて、どのタイミングで転勤になるか分かりません。
若いうちであればいいかもしれませんが、結婚して子供ができてとなると、なかなか動きづらいこともあります。
単身赴任を余儀なくされるケースも往々にしてあります。
製薬会社は福利厚生がいい?
これは、製薬会社に勤めている方であれば、実感されている方が多いと思います。
福利厚生といってもいろいろありますが、若干会社によって違うので、最も大きいのは、家賃補助だと思います。
言ってしまえば、会社の都合で転勤を伴う業界なので、家の補助は手厚いです。
だいたいどこの会社も、上限が決まっていて、そのうちの7.8割は会社負担です。
例としては、独身で一人暮らしの男性が都内でマンションを借りると、上限が約10万円程度で、そのうち7.8割は会社負担なので、自分で払う家賃は2.3万円です。
これだけでもかなり違いますよね。
他にも会社によって違いますが、福利厚生はどこの会社もかなりいいイメージがありますね。
成績によってボーナスが変わる?
これは、会社次第ですが、MRである以上営業マンなので、必ず数字がついて回ります。
毎日売り上げが出て、会社から降りてきた目標と照らし合わせて達成度合いを日々意識しています。
そして、その1年の成績次第でボーナスが変動するのも事実です。
ただ、その触れ幅が会社によって違います。
1位の人と最下位の人では、ある程度差がでますが、そこまで多きな差ではありません。
不動産系の営業マンのように売った数で、インセンティブがついたりするようなこともありませんので、そこはあまり心配しなくていいと思います。
まとめ
皆様、いかがでしたでしょうか。
製薬業界は給与水準の高い業界であることは理解いただけたと思います。
ただ、その分デメリットだと感じる部分もあります。
それを差し引いてもやはりやりがいのある仕事ですし、私はこれからも必要な仕事だと思ってます。
今後もあり方は変わってくると思いますし、状況に応じて変化しないといけないのは、どの仕事も同じです。
是非、今後も注目して頂ければと思います。