
こんばんは。外資系MRのアスカです。
本日は、製薬会社のMRにとっては、必ずついてまわる転職について書いていきたいと思います。
製薬会社のMRと転職は切っても切れない関係にあると思います。
目次
一般的な転職に対するイメージは?

昔から、大学を卒業して新卒で入社した会社は、終身雇用というイメージがあると思います。
いまどきその考え方は古いですし、海外では、転職は当たり前です。
海外のデータでは、30歳までに転職している人の方が最終的な年収が高いという話もあります。
日本でも転職をサポートしてくれる会社が増えてきて、だんだんとハードルは下がってきたほうですが、まだまだ転職に対するイメージはよくないと思います。
業界によって、転職に対するハードルはさまざまです。
では、製薬会社はどうなのか。

製薬会社の転職に対するハードルは低いと思います。
私の周りもたくさんの転職者がいます。
転職エージェントも医療業界専門部隊もいるくらい転職市場が充実しています。
今は少し変わってきていますが、接待のできた時代は、各社MRの数にモノを言わせて、どんどん人を増やしていましたから、たとえ、今の会社をやめてもいくらでも他の会社にいけました。
そういう時代もあったので、転職に対するハードルはかなり低い状況です。
ただ、昨今の製薬業界は、転職市場もかなりせまくなってきています。
頻繁に耳にするオンコロジーMRや希少疾患のMRなど、領域性を引いている会社も多いので、一概にMRといっても、そういった特殊な領域の求人が増えています。
オンコロジーや希少疾患の領域は、専門性が高く、より情報が必要とされている薬剤です。
そのため、MRの数はある程度は必要になってきます。
また、各製薬会社がつぎ込んでいる開発に対するお金もオンコロジーやCNS領域が最も高いです。
そういったMRの転職市場はまだ増えていくでしょう。
そもそもなぜ転職するのか。

では、そもそもみんななぜ転職するのでしょうか。
これは人によってまちまちです。
人間関係、家庭の事情、ステップアップ、ヘッドハントなど、ポジティブな理由も、ネガティブな理由もあります。
よく言われることで、私自身もそう思うのですが、ネガティブな理由での転職はあまり良い方向にはいきにくいのかなと思います。
もちろんネガティブな理由での転職が悪いとは言いません。
ストレスを感じすぎてうつになる前に転職すべきです。
理由にもよりますが、「上司との人間関係が悪い」という理由で転職しても、転職した先の上司と良い関係になれるかどうかは誰もわかりません。
理由によっては、転職したとしてもどうなるか分かりません。
製薬会社のMRは転勤もあるので、人間関係が転職理由の場合は、時間が解決してくれる場合もあります。
転職にはエネルギーも必要

製薬業界の転職は、エージェントや知り合いを通じてするパターンが多いので、比較的エネルギーは低いほうだと思います。
ただ、やはり転職にはエネルギーもいります。
会社が変わると、色々なシステムが変わります。
まずはそこに慣れないといけませんし、人間関係も1から作り直しです。
また、家族がいる方であれば、家族のケアも必要です。
そうなると、転職前後は、色々なエネルギーがかかります。
これも日本でイマイチ転職が一般的にならない理由の一つだと思います。
もっと色々なことが整備されてくれば、より転職しやすい環境になってくるかもしれませんね。
転職も一つのステップと考える。

社会人として働く以上、転職も一つのステップとして考えておいて良いと思います。
そして、転職するためにというわけではないですが、自分の市場価値を高めておく必要はあると思います、
市場価値の測り方は会社によって違うと思いますが、市場価値を高めておくことで、自分の転職の場合にも有利に働くと思います。
転職はうまく利用すれば、どんどん年収を上げていくこともできます。
どうしようもなくなった時のひとつの選択肢ではなく、最初から転職も視野に入れて、仕事をするのもありだと思います。
是非、自分の市場価値を高めていってください。