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製薬会社の開発から見る将来性(アストラゼネカ)

投稿日:2019年3月5日 更新日:

都会のビル群

こんばんは。外資系MRのアスカです。

本日も製薬会社のパイプラインから見る将来性について書いていきたいと思います。

本日はアストラゼネカについて書いていきたいと思います。

アストラゼネカはどんな会社なのか。

アストレゼネカはイギリスのケンブリッジに本社を置く外資系製薬会社です。

1999年にアストラとゼネカという会社が合併して、今では世界で60000人ほどの社員が働いている会社です。

日本では、大阪に本社を置いており、抗がん剤の「イレッサ」で有名な会社ですね。

イレッサという薬はMR認定試験にも出てくるので、ご存知の方が多いと思います。

ただ、調べてみると乳癌や前立腺癌の薬などの薬も多く取り扱っており、それ以外でも癌だけではなく、循環器、呼吸器、消化器系など、かなり幅広い薬剤を扱っており、どの領域においてもかなり有名な会社ですね。

開発パイプラインはどのような状況?

投与中の薬

参照:アストラゼネカ開発品 状況 製薬協HPより

開発状況の見方を知りたい方は、下の記事をご覧ください。

参考:製薬会社の将来性の見方(パイプラインから見た将来性)

これを見て頂くと、申請中の薬剤が2剤あり、第Ⅲ相試験がかなり多くありますね。

上から見ていくと11個の第Ⅲ相試験があります。しかし、さらに下を見ていくと、一番下に13個の第Ⅲ相試験があります。

計24個の第Ⅲ相試験がありますね。これは凄いです。

上の第Ⅲ相試験と、下の第Ⅲ相試験の違いは、有効成分が「未承認」か「既承認」かの違いです。

簡単に言えば、既に承認されている薬かどうかです。

既に承認されている薬の適応を拡げる場合も第Ⅲ相試験が必要です。その場合は【効能追加】がついてます。これだけに限らず、新しい適応、新しい投与法の場合は、試験が必要ですね。

ここもまた詳しく書きますね。

一つの薬で、いくつもの癌腫で使われる。

開発品の一覧って文字ばかりが並んでいるので、ちょっと見るのがいやになりますが、アストラゼネカの開発品の中で注目して頂きたいのが、

MEDI4736(デュルバルマブ)+MEDI1123(トレメリムマブ)の併用療法ですね。

この2剤のコンビネーション治療が以下の適応を持つ予定です。

  • 非小細胞肺癌
  • 小細胞肺癌
  • 頭頚部癌
  • 尿路上皮癌
  • 肝臓癌
  • 胃癌

いやー、すごい数の適応ですね。全部成功するか分かりませんが、ぜひとも上手くいってほしいものです。

実はこの組み合わせ以外にも、色々な薬の組み合わせの開発が進んでいるのが開発状況を見れば、すぐ分かります。

第Ⅲ相まで進んでいるということは、第Ⅱ相試験でもある程度の結果が出ているはずなので、そういうことを加味すれば、かなり将来性が見えてきます。

個人的な感想

あくまで個人的な感想なので、責任は持ちません。

アストラゼネカは今後も成長してくる会社だと思います。開発品を見ると、抗癌剤は少なくとも未来が予測できますし、全く心配ないと思います。

ただ、手広く色んな薬を持っている割には、抗癌剤以外が少し手薄かなという印象をうけます。

抗癌剤は確かに利益率もいいですし、どこの会社も参入しているので、製薬会社としても開発に力を入れるべきところだと思います。

製薬会社も営利企業なので、それは仕方ないことですが、大きな会社だからこそできることをして欲しいという想いもあります。

とはいえ、今の薬剤も画期的ばかりなので、適切な患者さんに届くことを祈ります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

アストラゼネカも大きな会社なので、今後もそこまで心配は必要ないと思います。

ただ、第Ⅲ相試験の結果や競合の状況は常に変化していますので、アンテナは高くしておく必要はありますね。

余談ですが、製薬協のHPに開発状況をアップしていない会社も多々ありました。

これは個人的には意外だったのですが、製薬協の不備なのか、会社側の不備なのか。どちらにしてもどの会社も株主には説明する必要があるので、自社のHPには載せています。

今後はそこから引っ張ってきて解説したいと思います。

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