
こんばんは。外資系MRのアスカです。
ご無沙汰しております。コロナ禍で暇かと思いきや最近は色々バタバタしてて、意外と忙しくしています。
まあ、バタバタしている要因は仕事だけではないので、仕方ないですね。
そんな中で、最近のMRはどんな仕事してるのか、気になったので、近況報告も兼ねて書いてみようと思いました。
目次
最近のMRはどんな仕事をしているのか?

最近のMRはどんな仕事しているのでしょうか?
人によっては忙しくしているかもしれませんが、大半のMRは比較的暇にしているのではないでしょうか。
コロナがここまで流行り続けるとは正直思いませんでした。
コロナが流行り始めた頃は、割とすぐ落ち着くだろうと思っていましたが、考えが甘かったですね。
こういう時こそ我々製薬会社の出番ですね。
今やテレビでよく製薬会社の名前をよく聞きますね。
ワクチンの開発や治療薬の開発、ここが腕の見せ所ですね。
既にワクチンは供給が開始され、日本でももう目前です。
あとは治療薬ですね。ここも製薬会社には頑張ってほしいところです。
そんなこともあって、MRの仕事は相変わらずテレワークです。
2020年4〜6月は一時期ピークでしたが、そのあと落ち着きかけて、色々な施設の訪問が解除されかけたところでしたが、年末年始あたりを境にまた訪問規制は厳しくなっています。
その影響もあり、なかなかMRの仕事の現状は変わっていません。
正直去年は、いつか元に戻るだろうと思っていましたが、今やコロナとは共存していくしかないなと感じています。
どんな世の中でも、変化に対応していくことは大切ですからね。
こちらとしては、コロナ禍だからこそできる情報提供の仕方を考えていく必要があると思います。
今、現状各メーカーどんな仕事しているの?
今までなら病院に出入りしているので、どこで他社メーカーと会う機会があって、ある程度情報交換できていたのですが、最近は他社メーカーと会うことなんて滅多にありません。
基本的には家にいる人も多いので、情報交換すらできません。
他社メーカーの情報すら、面会する先生に教えてもらっています。
それでも色々な情報筋から情報を探ってみると、何となく見えてくる部分もありました。
基本的にはどこのメーカーも以下の5つくらいの活動が主ですね。
- メール
- 郵送
- 電話
- Web面談
- デジタル講演会
ほとんどどこのMRもやっていそうなことですね。
それぞれのツールに関して少し細かく状況を書いていきます。
メール
メールなんて、もう医師側がうんざりしすぎて、製薬会社のMRからのメールはほとんど見ない先生も多いと聞きます。
確かに私も楽天市場からくるメールや転職サイトからくるメールはかなりスルーしてるので、先生もそんな気持ちかなと思いながらあまりメールを送らないようにしています。
ただ、意外とちゃんとチェックしてくれている先生もいるので、全く送らないのは機会損失につながる可能性もあるので、しっかり送った方が個人的には良いと思います。
また、製薬会社側としても、最近はメールの文面がかなりチェックされているので、定型分になってしまい、リスクを恐れてそもそもメールをあまり使わないというMRも増えていると聞きます。
そんな中でも定型分を送っているMRも多いはずなので、こんな状態では、ますます先生もメールを見るのが嫌になってしまいますよね。
ここはもう少し今後のやり方を考えた方が良いと思いますね。
郵送・電話
これはメールに代わる手段として結構用いているMRは多いです。
電話は実際に会話するので、やはりメールや郵送よりはインパクトが変わります。
ただ、電話は基本的に受付や電話交換に繋がるので、そこをいかにして突破するか?は電話のポイントになると思います。
多くのパターンでは
「先生と何かお約束されていますか?」
「どういったご用件でしょうか?」
など、何も考えずに電話したMRをドキッとさせるような言葉が出てくることも多いです。
もちろん先生とうまく約束できていれば、「先生にお約束いただいています」といって、すんなり突破できますが、特に約束などしていない場合や普段からそこまで電話での連絡をしていない場合は、ここをどう切り抜けるかはMRとしての力量が問われますね。
「先生からお問い合わせいただいた件です」
「先生にどうしてもお伝えしないといけないことがありまして」
など、うまく切り抜ける方法はありますが、あまり変なこと言うと、先生から「そんな話知らないよ」とか「そんな約束してない」と言われてしまう可能性もあると思うので、うまく切り抜ける必要もありますね。
郵送も多くのMRが使っている手段です。
実際に形のあるものを送るので、見てもらったり、手にとってもらえる可能性は高いです。
ただ、これも最近判明したのですが、中身が何かわからない場合には、先生の手元までは届いているものの、開けずにデスクに山積みになっているパターンも多いようです。
レターパックや封筒など、開けてもらえるような工夫も必要かもしれませんね。
電話と郵送に共通している点として、病院からの苦情が増えているという話も聞いています。
各メーカーなどからの郵送が多すぎて、ポストが溢れかえっている!という話や電話が多いから基本的にメーカーからの電話は医師に繋がないように!という話も結構あるみたいです。
メールと同様にやりすぎはあまり良くないですね。
皆さんも気をつけていただけたらと思います。
Web面談
これは結構どこのメーカーさんも苦戦されているようですね。
色々話を聞いているとWeb面談は医師側の適応力も問われるので、都市部の医師の方が適応力があり、地方の方が苦戦しているという話もあります。
もちろん一概にまとめることはできませんが、MR側がやりたいと思っていてもなかなかうまくいっていないようです。
意外と地方では、まだそこまで訪問規制が強くなかったりして、アポイントベースであれば訪問できるところもあるみたいなので、わざわざWeb面談を希望する医師も少ないようですね。
ただ、このWeb面談は自分も実施していて思いますが、うまく使えば非常に有用なツールになると考えています。
やはりメールや電話よりもインパクトは大きいですし、まとまった時間がもらえるので、しっかり話し込むことができます。
個人的に今後の問題は、適応力が低い医師をどうするかだと思います。
上にも書いたように、どうやらコロナは共存していかないといけないので、待っていればいつか会えるようになるだろうというのは楽観的すぎます。
ここにどうアクションを起こしていくかが今後のMRの大きな課題になると考えています。
デジタル講演会
これは、最近はかなりトレンドになっているみたいです。
いろんなメーカーさんが積極的にやっていて、乱立している話も聞きます。
このデジタル講演会というのは、一歩的なWeb講演会とは少し違っていて、自分たちの担当エリア内で、双方向性の強い講演会を指すようです。
今までエリアで行なっていた講演会をオンラインへ切り替えてやっているメーカーさんが多いようですね。
実際に、私もやったことがありますが、やってみると意外とやりやすくて、これも上手く使えば非常に通用なツールになります。
ただ、やっぱりオンラインなので、回線の不安定性やタイムラグなど、普段の講演会ではなかなか起きないようなトラブルが起きることがあるので、そこはヒヤヒヤすることがあります。
あとは、医師側としても、デジタルはどうしても無機質でやっぱり集まれるなら集まりたいな。という希望もあるようです。
まあ、そうは言っても、コロナがいつ落ち着くかわからない状況なので、それを進めていくしかないですよね。
どこのメーカーさんも大変そうなので、お互い様だと思ってがんばりましょう。
コロナ禍をうまく乗り切っていこう。

メールや郵送や電話をしてもなかなかうまく活動できない日々が続いている方もいるかもしれません。
何が正解かは分かりませんが、この状況をうまく乗り切っていくしかありませんよね。
MRはまだ恵まれている方だと思います。世の中にはもっと大変な思いをされている医療従事者の方や飲食業界やホテル業界などがいます。
ここ数年間はMRは、今後の働き方を求められていると思います。
コロナ禍においては、大変な医療者のために何ができるか?その中で自社医薬品がどう役に立てるか?などを考えて、上記の手段をうまく使いこなす必要がありますし、それ以降は今まで通りの働き方ではなく、新しい働き方をする必要があると思います。
私もまだまだですが、精進していきます。